AO入試
AO入試とは、私立・国公立とも大学側が自分達の大学の、またはその学部が示す理想像・信念に基づいて、その信念に深い共感を覚えている学生を選抜する事で。各大学が受験生の個性と可能性をあらゆる角度から見ようと工夫を凝らしています。AO(アドミッション・オフ イス)入試、早稲田大学では「創成入試」と呼ばれています。
大学、学生双方に有利になるという入試方式で、AO入試での選抜方法は大学によって異なりますが共通の部分もあります。
AO入試の各大学共通の選抜方法
出願資格
1.各大学、その学部が提示しているアドミッション・ポリシーをしっかり理解している事。
2.これから学ぼうとする事に対して大きな関心を持って、その知識の取得を望んでいる事。
上記2項目はAO試験おいての抜本的な思想となり、どの大学のAO試験でも選抜基準に設けられています。
ただ、これらに関して、AO試験の間口を狭める事にならないように第三者の推薦が特に必要ではありません。
3.最低限の学力も選抜の為必要となってきます。
幾らAO試験と言っても、意欲だけでは合格することはできません。
これら1.2.3.の最低条件を満たしていれば、後はどれだけ大学側に自分をアピール出来るか、その材料をどれだけ持っているかを見ている大学が多いようです。
AO入試での各大学独自の選抜方法
各大学、あるいは学部で重視される点は様々です。
例えば、
・地域でのボランティア活動
・生徒会役員
などを重視するところ
・学部で学ぶ分野に関連する資格を取得している
・コンクール、コンテストでの成績
などを重視するところもあります。
芸術系の大学では、コンクール、コンテストでの成績はかなり重要視されるでしょう。
これ以外にも
志望理由書における
・小論文
・面接における口頭試験
を重視する傾向が強い大学も数多くあります。
これらは、実際にその学生がどのような人物かを図る上で、とても重要となってきます。
どのような点を見るかという事はそれぞれの面接官次第とも言えますが、基本的にはどれだけ関心があるか、どれだけ熱意が感じとれどの程度のものなのかという点が重視されるようです。
もちろん、最低限の礼儀、知識とマナーも見られるでしょう。
受けようとする大学の個性を見抜く、AO入試合格への近道だと考えます。