CAD利用技術者試験
CAD利用技術者試験は平成2年に始まって、今まで毎年数万人もの人が受験されているCADに関係する最もポピュラーな資格です。
CAD利用技術者試験には1級と2級の2種類の試験があります。
1級は実技試験、2級は筆記試験 となっています。
CAD利用技術者試験1級の合格率は20%、2級は40%で、合格する為の期間として1級は約1年間、2級は約半年位平均的に勉強をしてCAD利用技術者試験に望んでいるそうです。資格の取得のためにいかに時間を上手に捻出かも必要になってきます。
CAD利用技術者試験2級の問題の出題内容
CAD利用技術者試験2級の問題の範囲はCADシステムの基本知識です。
・2次元、3次元のCADシステムの基本用語とCADコマンドの使用方法を正しく理解することが必要になります。
・ハードウェア、ソフトウェアなどのパソコンの基本知識。
・パソコンに関する知識以外に製図に関する基本的な知識も当然のように必要になります。図面の見方、用語。JIS規格に基づく製図の知識が必須です。
・知的財産保護、情報セキュリティに関することなど、CADシステムの周辺知識などについても問題範囲に含まれます。
CAD利用技術者試験1級の問題の出題内容
CAD利用技術者試験1級の問題の範囲はCADに関する実務に基づくものになっています。
・各種条件が設定され、その条件に基づいて実際に作図する能力。
・文章によって提示されたことを図面化する能力
・トレースなどの技術
実務に対応できる即戦力として職につくことが可能なくらいの能力を求められるために資格取得の為に2級とは比べ物にならないほどの準備期間が必要となってきます。
その他のCAD利用技術者試験の紹介
・CAD利用技術者基礎試験
CAD利用技術者基礎試験はCADについて学んでいる、これからCADの仕事に就きたいと考えている人を対象にした試験で、CAD利用技術者試験の初級にあたります。
・3次元CAD利用技術者試験
3次元CAD利用技術者試験は1級、準1級、2級とあって平成15年から始まった3次元CADに特化した高度な知識を問われる試験です。これから需要が高まってくる資格です。