レーシック手術という視力回復方
最新の視力回復方法として、注目されているのが、レーシックです。
レーシックというのは、角膜屈折矯正手術の一種。
目の表面の角膜にエキシマレーザーを照射し、角膜の曲率を変えることによって、近視・乱視の矯正を目指す手術。
しかし、このレーシックは、希望する人全員が受けられるものではないのです。
・角膜厚が足りない
・合併症がある
などで適応できない人場合があります。
また、近視が進行しつつある10代など、未成年は手術が受けられません。
レーシックの利点
・なんといっても眼鏡やコンタクトレンズが必要なくなる
この手術の受ける人のなかで、スポーツ選手が多いのもこのためです。また就業にある程度の裸眼視力が必要な職業である、警察官や電車の運転手などを希望する人のなかでも、就職前にこの手術を受けている場合があります。
しかし、航空身体検査基準では、レーシックによる視力回復は不適合となります。つまり、日本の航空各社の場合、レーシックで視力を回復させたとしても、パイロットにはなれないということです。
・最大の利点は、手術の為に入院をする必要性がなく短時間で済む
レーシックの手術は生命保険が適用されることもあります。そうなれば手術費用がほぼ無料となるケースもあります。ただし、現在はこの手術を希望する人が多くなり、生命保険会社の多くは、給付対象から除外するようになってしまいました。レーシック手術を希望する人は、ご自身が加入している保険でレーシック手術が給付の対象となっているかどうか、あらかじめ問い合わせをしておいたほうがいいでしょう。
レーシックは医学的にもまだ完全にリスクが無いわけではありません。利点だけでなく、危険性もよく理解したうえで施術を決断する必要があります。
レーシックのリスク
・コントラスト感度の低下
・術後に、一過的にハロ・グレアが出現する
・ドライアイ
・眼圧が術後実際の値よりも過小評価される
・矯正視力が手術前よりかえって低下してしまう
・角膜を削り過ぎた場合、遠視になってしまう危険性
・二重の像が見えることがある。
・白内障の手術を受けた際に、眼内レンズの度数ずれをおこす危険性
レーシック手術をするにあったては、十分にメリット・デメリットを考え、相談をし、信用できる眼科をさがし、納得の上で行ってください。