主婦湿疹
主婦湿疹は、毎日、家事で炊事、洗濯など、水を使う事、そして洗剤などの外的刺激が原因で手や指に湿疹ができること。進行性指掌角皮症とも呼ばれています。主婦と付いていますが主婦だけでなく水を使う仕事(美容師など)をしている人もおなじです。
この主婦湿疹は手と指に限られて発症し、特に利き手がかぶれやすい。そして、冬場になると症状が悪化するのが特徴です。
利き手のよく使う指先から発症し、手のひら全体に広がり、手がカサカサに乾燥して皮がむけ始め、あかぎれなどができて、かゆみや
ジクジクするなどの症状が出ます。
また、パッチテストをする事によって接触原が発見された場合は接触性皮膚炎と呼ばれます。
主婦湿疹の治療法
主婦湿疹の症状はおもに、乾燥型と湿潤型にわけられます。
乾燥型は手が乾燥してあかぎれやかゆみがある場合で、5パーセントサリチル酸ワセリン、尿素軟膏、ハンドクリームが処方されます。
湿潤型は手がジクジクするなどの炎症症状がみられる場合で、症状が強ければ、副腎皮質ホルモン薬(ステロイド薬)が処方されます。そして、ワセリンや尿素軟膏と同時にステロイドを使用する場合もあります。
そして、割れなどの亀裂がみられる場合はステロイドを含んだテープを貼る方法もあります。
主婦湿疹を予防するためには
主婦の方は毎日どうしても水仕事をしなくてはいけません。水仕事などの外的刺激は症状を悪化させるので特に冬場は乾燥し手や指が割れてしまうと、家事が出来なくなります。洗剤は赤ちゃんの食器を洗う植物性のてに優しい物を使う、もしくはゴムの手袋をするなど手を水や洗剤などの外的刺激から守ってあげてください。もしくは食器乾燥機を使うというのも1つの予防策になります。
調理後はハンドクリームを習慣的につけるようにしましょう。しかし、湿疹だけに付けるようにし、あまりすりこんで刺激を与えないようにしましょう。
炊事、洗濯以外にも裁縫などで布地が外的刺激となる場合があるので注意してください。